共に育みあう共育社会へ

学童保育での実践、地方でのキャリア教育、多世代間の学びなど『人の学び』に関わることの記録

小4での教育留学について(振り返り)

我が家の長男は、小学4年生の約2ヶ月間、秋田の教育留学にお世話になりました。
1年間学校に通うのはだいたい10ヶ月ほど。

だいたい20%を秋田で過ごしたことになります。

「教育留学ってなに?」って思った方は是非こちらの記事をご覧ください。

www.hinagata-mag.com


秋田の教育留学は、他の地域で行われいる「山村留学」の「寮パターン」です。
他の地域から留学しているお子さん達と一緒に県の施設で寝泊まりさせて頂き、沢山の方々にお世話になりながら、地元公立小学校に通います。

元々は2017年夏に秋田県八峰町の短期留学にお世話になり、秋田県の人の関わりに感動して帰宅した長男。

在籍する小学校と学習方法の違いや先生の違いを感じるようになり「秋田にまた行きたい」というようになりました。

その後、2017年9月にはナナメ上いく教育オヤジキャンプに家族で参加。

unleashmag.com


東成瀬村など人を育む土壌を見せて頂きました。

そして、10月には私が内閣府の事業でオーストリアへ。
約2週間ヨーロッパの子どもへの関わり方を学ぶことになりました。


そんなことがあったため、子供の選択を尊重し、子どもがやりたいことをサポートする。そのために色々動くと言うのは私にとって至極当然でした。

そして、きっかけはあったにせよ、3年生の時に「秋田に行く!」と心に決め、数ヶ月後には一人で秋田で生活し、土日も相性合う合わないがある中で友だちたちと過ごし、知り合いがいない学校に通う。
10歳へのカウントダウンを秋田で過ごす決断をした長男を誇りに思いました。


【秋田国内留学 備忘録】

  • 1週間目ごろ
    秋田滞在1週間ぶりの連絡は、「週末は夜更かし出来て楽しい」と言う連絡でした。同世代と夜更かしし放題楽しいよね。そして、それを許してくださる秋田の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。電話してもあまり話すことはないらしく、早々に切られた。予想以上に楽しそうで良いなぁ…と親としては思った1週間目

  • 2週間目ごろ:本人自身が留学する気があっても、いざ滞在すると寂しすぎて数日で帰ってしまう子もいる中、小学生でちゃんと学校にも通いつつ何もなく過ごせているのは「それなりのメンタルの持ち主!」であり「意思ははっきりしてる」子が揃っているんだそう。(今だけ?今までも?かはわからないけれど)

    だからこそ、放課後や休日は言い争い、細かい喧嘩が絶えないとたまたま連絡した時に主事の先生に教えていただく。

    学童保育でたくさんの子どもを見て来た私としては「容易に想像できるわー・・・・」という感じだし、数ヶ月限定とはいえ毎日朝起きてから寝るまでそれらの全てを見てくださってると思うと頭が下がる。。。

  • 3週間目ごろ:週末が暇すぎる!遠くまで出歩くのはNGだし、友だちもいつも決まってる。つまらない!と連絡が来る。取り急ぎ、Amazonでパズルやボードゲームなどを送ってあげることに。「東京帰るの早める?」と本人に聞くと「嫌だ、終業式までいる」と言うし、遠くにいる母としては「本人の心には色々思いがあるらしい」ということしか分からない日々が続く

  • 1ヶ月経った頃:どうも、数ヶ月に一度は保護者が子どもを土日に拾って、県内を旅行したりするそう。たまたま週末に数人保護者が一気に「お迎え旅行」に来ると一人っきり!と言うことが起きることが判明。
    日曜日に一人になった長男から「つまらない!!」となんども電話がかかってくる事態になり、来週行くよーと夫が約束。翌週は夫が秋田旅行に連れて回るたびに。。。

  • 落ち着いたのか、しばらく連絡なく「今度はいつくるの?」と連絡が来るように。とはいえ、夏休みも近づいてくるので、おもちゃを送る作戦でしばらく過ごす。

  • 夏休みが近づき:夏休みとくっつけて旅行に行くことに。夫と長男で秋田の荷物を片付け、寮を出た後、旅行に・・・。

  • 帰ってきてからの感想
    「もう一度行きたい?」
    「家族みんなで移住するなら秋田がいい、でも僕一人ならもういいや」
    だそう。