共に育みあう共育社会へ

学童保育での実践、地方でのキャリア教育、多世代間の学びなど『人の学び』に関わることの記録

コクリキャンプ2018@建長寺に参加

この週末は、心友の三田愛ちゃんが創る

cocre.jalan.net

に久しぶりに参加させてもらいました。

去年は総務省の実証事業に追われていて心の余裕がなく参加は2年ぶり。

構成としては
第1部:オープニングセッション
第2部:分科会(3種類の中から1つ選ぶ)
第3部:統合セッション
の3部構成。

f:id:tomomiakai:20181121161639j:image
相変わらず、沢山の人を巻き込み作り上げる彼女の場は、五感と直感で生きる愛ちゃんだからこそのハーモニーで、ステキ。

毎年、ただ対話するだけでなく、華道や身体ワークなど様々なトライアルがされており、これらをイノベーターである人たちが一度に介して共に学び、共有していることは意味があるなぁと改めて思ったのでした。


今回、第2部の「進化思考」が私にとってかなり深い気づきになったので、それを記録に残したくブログを書いてます。
f:id:tomomiakai:20181121161702j:image
メインでファシリしていたのは、太刀川英輔さんティール組織の嘉村賢州さん。

「進化思考」は「生物進化から歴史が変わる発想方法を学ぼう」という思考方法。

  1. イノベーションを起こしたいテーマ(αとする)を設定する。この時、社会とか地球とか漠然としたものではなく、大学とか中央区とかできるだけ具体的な方がやりやすい。
  2. 【解剖】αを解剖してみて、それぞれの形の意味(どんな願いを持っているか)を観察してみる。
  3. 【欠失】βがないαを想像してみる(例えばαが大学であれば、成績がつかない大学、教授がいない大学とか。。。)
  4. 【変異】変形、同化、集合化など様々な変異を考えてみる。

文字に起こしてみたら結構単調(笑)そしてこれだけではきっとよくわからない・・・ので、詳しくはこっち。

cocre.jalan.net


ワークは個人ワークが多く、対話ワークショップ慣れしてる人には辛いワークかもしれないけれど、「生物の進化から学ばない手はない!」という当たり前に気付けたことが私にとって大きかった。

モンテッソーリが「子どもの家」を設立してモンテッソーリ教育を広げ始めたのが1907年。
シュタイナー教育を提供する学校が開校したのが1919年。

イエナプランがドイツで始まったのが1924年
レッジョ・エミリアアプローチの学校が開校し始めたのが1963年。

国際バカロレア組織がスイスのジュネーブで組織されたのは1968年。

唯一、レッジョエミリアだけは私自身が勉強しておらず、もう少し学ばなくてはと思っているのだけれど、どの教育の思想を読んでいても「一人一人を尊重しながら自律した幸せな次世代を育む」ことを願い、体系化されていったと感じるのです。


いまの教育はどうだろうか?

大人は次世代に対してどう関わっているだろうか?

次世代にとっての幸せを定義できるのは誰?

一人一人を尊重するということは、子どもの世界ではどういうこと?大人の世界ではどういうこと?

沢山の問いが頭が浮かんだ1時間でした。


ワークの最後、ジョアンナメイシーの7世代先の先祖と話すというワークをやった時、自分のやっていることの意味、7世代先の人からの見え方をおぼろげながらでも感じられたことはとても大事な宝物。

f:id:tomomiakai:20181121161741j:image