11/20 SDGs de 地方創生ゲーム体験会に参加
昨日11/20の夜、元氷見市長の祐治郎さんや、プロジェクトデザインの福井さんもいらっしゃる!とのことで、『SDGs de 地方創生ゲーム』体験会に参加してきました。
2030SDGsゲームファシリテーターでもあり、2030SDGs子ども版を作らせて頂いている私としては、「地方の役場の皆さん、議員の皆さんにもっと2030SDGsゲーム体験して頂きたいなー!」「地球と私たちの生活は繋がってることを知ってほしい」と思っていますので、依頼やご縁があるとせっせと伺うようにしています!
が、実際にやってみると「SDGsって世界のゴールでしょ」「自分の生活に身近に感じられない…」という方も…(特に大人から!子どもからは聞かない)
そんな人には刺さるかも!?と期待をしながら、SDGs de 地方創生ゲームの体験会に足を運びました。
冒頭は
■昔あった『ふるさと創生』と『地方創生』はどう違うんでしょう
■実は1950年から15歳未満人口は減り続けてる、そんな中でも学校作り続けましたよね
■増え続けるって言っている高齢者も2040年からは減り続けるんですよね
そんな共有がありながら、ゲームへ突入。
以下、2030SDGsゲームを知らない方にはちんぷんかんぷんかもしれませんが、自分のためにまとめ。
ゲームとして
■4ターン48分のゲーム
■市民8チーム(NPO法人、IT事業経営者、一般市民、観光事業者、一次産業事業者、まち工場経営者、商店主、事業者の8つだったような)と行政職員4チーム(くらし、人口、経済、環境の4部門)の12チームに分かれて実施
■各チームにより「地域の状況メーターのある項目を8にする」「プロジェクトを6個実行する」「お金を○万稼ぐ」など達成すべきゴールはさまざま。
■地域の状況を表すメーターは人口、環境、経済、くらしの4つ。ゲーム開始時はマグネット各5つずつ
■人口は1ターン毎にマグネット1個分減少していくしくみ(よって現実並みにシビアと感じた)
■各ターンで行政職員には人口に応じて予算が配られる。(なるほどーと感心!)
■SDGsゲームのように「このプロジェクトを実施したら何が起こるか、どんな対価が得られるか」が分からない。
■プロジェクト実施に際し、お金以外に資源(人材)カードを使うものが多く、地域内で交渉や協力が必須。そのため、すぐには実施できないもの多数
私自身が感じたこと
■何が起こるか、どんな対価が得られるか分からないため、どのチームもプロジェクト実施するのに悩み、決断に時間がかかる。→結果として、議会で討論してるうちに世の中悪化していく感を体感できる。
■経済、環境、くらしを良くしていく中で、最後に人口が増えていくので、人口減少を止めること、人口を増やすことは現実と同じく至難の技なのを体感できる。
■何かプロジェクトを実施しようとすると資源、関係者集めから始まる。関係者集めが結構大変なのも現実世界同様。関係者集めている間にも町の衰退は止まらない。
■そんなこともあり、2030SDGsゲームより複雑性が高いため、地方創生に関してはかなり現実味を帯びて感じられる。
■プロジェクトカード内容が地方創生に関わった事がない人だとイメージがつきにくいプロジェクト多いかも!?しれないが、逆に役場職員や議員にはかなりリアリティ感じられる
今回一回やった限りですが、地方創生を地域で考えていくにあたって、目線がバラバラな議論から始まってしまうので、関係者が集まる最初の会議に実施して、目線合わせするのに良いなーと思いました。
ちなみに11/20の町の状況メーターは終了時点で
人口4: 消滅都市
環境10: 緑の楽園
くらし11: 暮らしやすい、イキイキと生きられる
経済7: 2歩進んで1歩下がる状況
総合すると「暮らしやすく緑もいっぱいだが、未来がない。良くある日本の街。」という結果でした。
決断力がモノを言う、主体的に考え動くしかない!という今の世の中そのまま。合議制にこだわる故に結論でず、あっという間に時間が過ぎるということを感じる方も多そう…。
現実世界もまさにこんな地域だらけなんだろうな…という体感も得られました。
そして、私の今回のツボはこれ!
SDGs とシステム思考を一緒に把握するのに便利なSDGsサークルシート!
円の中心から、個人、家庭、社会、国、世界となっていて世界がフラクタル構造であることも表しているのです。
issue designさんがデザインしたそう。分かりやすくて便利だから、日常的に使いたい!
第1回のSDGs de 地方創生ゲームの公認ファシリテーター講座は年明け1/19に実施!とのこと。
私は残念ながら出張のために予定合わずですが、カードキットとマニュアル付き!さらに1日で終わる講座設計は働く母には助かります。
私も日程合わせて学びたいなーと思います(^ ^)